
前回は、荘内地方の雄大な自然と歴史に触れる旅として、羽黒山や酒田、湯田川温泉をご紹介しました。今回は、その旅の続きとして、鶴岡市の中心部にある致道館とその周辺の伝統的建造物にスポットを当て、スナップ写真とともにその魅力を深掘りしたいと思います。見学時間が間に合わず残念でしたが、外から眺めた致道博物館は、歴史を感じさせる重厚な建物でした。
鶴岡公園の西隣に佇む致道博物館は、かつて庄内藩主酒井家の御用屋敷地だった場所に建てられています。この博物館は、国指定重要文化財の旧西田川郡役所や、旧渋谷家住宅(多層民家)、旧鶴岡警察署庁舎など、貴重な歴史的建築物を移築保存していることで知られています。







----------------------<ここからスマホで撮影>----------------------

<大宝間>
致道館のすぐそばには、庄内藩主の居宅があった場所があります。その一部として残されているのが大宝間です。大広間には、豪華な障壁画や天井画が描かれており、庄内藩の華やかさを物語っています。
大宝間は、結婚式やイベントにも利用されており、歴史ある空間で特別なひとときを過ごすことができます。

<藤沢周平記念館>
致道館の隣には、藤沢周平記念館があります。地元出身の時代小説作家、藤沢周平の世界観を体感できる施設です。彼の作品に登場する情景や人物を、貴重な資料や映像で紹介しています。
藤沢周平の作品は、庄内の風土や人々の暮らしを背景に描かれており、致道館とのつながりも感じられます。記念館を訪れることで、藤沢周平の作品をより深く理解できるでしょう。

<庄内神社>

<致道館>
致道館は、江戸時代に庄内藩が設けた藩校です。論語の一節「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」に由来する名前が示す通り、学問を通じて道を行くことを目指した教育機関でした。荘内藩の文化の中心地として栄え、多くの優秀な人材を輩出しました。
現在は、国指定史跡として当時の面影を残す建物を見学することができます。講堂や聖廟など、歴史を感じさせる空間を散策しながら、当時の藩士たちの学びの姿を想像してみるのも良いでしょう。
まとめ
鶴岡市の中心部には、致道館や藤沢周平記念館、大宝間など、歴史ある建造物が数多く残されています。これらの場所を訪れることで、庄内藩の文化や歴史を深く知ることができます。
鶴岡を訪れる際は、ぜひこれらのスポットにも足を運んでみてください。きっと、忘れられない旅になるはずです。

まっぷる 山形 鶴岡・酒田・蔵王・米沢'25 (まっぷるマガジン東北07)
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2024/04/11
- メディア: ムック
いつもお世話になっております。
私のブログはシーサーブログへ移転いたしました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
ご案内ありがとうございます