2025年01月07日

庄内 羽黒山と温泉と麺類満喫の旅(2024年秋)

年末年始の休みの間にSeesaaブログへの移行を休眠ブログを使ってやってみました
250記事の移行が2時間ほどで出来ました
SSブログの移行のやり方を見ながら(というかリンクをたどるだけ)想像以上に簡単でした

---------------------- ということで今回の記事はちょっと長めの旅行記です ----------------------

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去年(2024年)の11月に山形県の日本海側にある庄内地方を旅してきました。

旅の目的は、羽黒山の神秘的な雰囲気を味わい、写真好きとしてかねてより訪れたかった土門拳記念館へ足を運び、北前船の寄港地として栄華を誇った酒田港の山居倉庫を見学すること。そして、高血圧になってしまいしばらく封印していたラーメンを堪能することです。

※サイズの大きい写真はデジタル一眼で、小さいサイズはスマホで撮影しています。

列車で行くか、飛行機を利用するか


庄内地方へのアクセスは、東京駅から上越新幹線と羽越本線を利用するルートと、羽田空港から飛行機で庄内空港へ向かうルートが主な選択肢です。前者の鉄道利用は、乗り換え時間を含めても約5時間かかりますが、後者の飛行機は羽田空港から約1時間で庄内空港に到着できます。庄内空港から鶴岡や酒田といった主要都市までは、いずれも車で約30分とアクセスが良いことから、今回は所要時間を短縮するため、飛行機を利用しました。



羽田空港第2ターミナルの48番ゲートからこの日のANA便は出発です



離陸後間もなく葛西臨海公園と東京ディズニーリゾートが見えてきました



旅のお供の文庫本、庄内(鶴岡)藩といえば藤沢周平なんですが
加賀藩の留守居役の物語を読みながら、あっという間に「おいしい庄内空港」に到着しました

羽黒山神社


会津や平泉と共に東北仏教文化の中心であった羽黒山は、月山、湯殿山とともに出羽三山として信仰されてきました。東北地方で最古の塔といわれる国宝・五重塔をはじめとする建築物や周辺の風景もとても魅力的でした。

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※全てデジタル一眼で撮影しました

酒田の山居倉庫


酒田市にある山居倉庫は、明治26年(1893年)、旧藩主の酒井家によって建てられました。最上川と新井田川に挟まれた「山居島」という場所に位置し、12棟の大きな木造倉庫が連なる美しい建物です。

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※全てデジタル一眼で撮影しました

土門拳記念館


世界的に有名な写真家、土門拳の生家がある酒田市では、彼のライフワーク「古寺巡礼」をはじめとする数多くの作品が展示されています。
土門拳が郷里に寄贈した約13万5千点の作品から、テーマに沿ったものが入れ替わりで展示されているため、何度訪れても新たな発見があります。
さらに、作品の撮影だけでなく、SNSへの公開も許可されているため、お気に入りの作品を自由にシェアすることができます。



















思いのほか、作品に夢中になり、気がつけば2時間ほどが経っていました。

土門拳記念館
酒田市飯森山2-13
http://www.domonken-kinenkan.jp/

共同浴場でほっこり 湯田川温泉


鶴岡市内から車で30分、ひっそりとした温泉街「湯田川温泉」にある共同浴場「正面の湯」。
地元民に教えてもらって行ってみたけど、想像以上に素敵な場所でした
番台はなく、お土産屋さんで券を買って、店主さんが鍵を開けてくれるというスタイルが面白い。浴室はこじんまりとしていて、洗い場はシャワーなし。熱めのお湯につかりながら、地元の方とのおしゃべりは貴重な体験でしたよ。

山形弁は全くわからなかったけど、心が温まるひとときでした。
山形の温泉って、こうやって昔ながらの風情を残しているところがあるのが素敵だなあと改めて感じました。












山形県は麺の消費量が日本一なんだとか


今回、私が訪れた山形県鶴岡市の人口は約11万人、酒田市は9万人と、決して大都市ではありません。しかし、2024年にラーメン消費量日本一に輝いただけあって、街には活気あふれるラーメン店や蕎麦屋が数多く存在していました。
特に、周辺に畑が広がるような静かな場所でも、平日の昼間から行列ができる店があり、その人気ぶりに驚きました。
どの店も、口コミ通りの絶品の味で、それぞれに個性あふれるメニューが楽しめました。

花鳥風月 鶴岡店


2023年の日本ご当地ラーメン総選挙で栄えある1位に輝いた、あの花鳥風月の鶴岡店にようやく行くことができました!平日の昼時にも関わらず、駐車場はほぼ満車、店内は待ち客が絶えず、その人気ぶりに驚きました。10年前に酒田本店でいただいたあの感動を再び味わえるかと期待に胸を膨らませつつ、おすすめのトッピングがすべて乗った「花鳥風月」を注文。

まずはスープから一口。魚介系の深い味わいが口の中に広がり、麺との相性も抜群です。麺はツルツルとした食感で、スープによく絡みます。特に、肉ワンタンと海老ワンタンの食べ比べは絶品でした。肉ワンタンは肉の旨みがギュッと凝縮されていて、海老ワンタンはプリッとした食感がたまりません。そして、注文ごとに炙ってくれるチャーシューは、香ばしい香りが食欲をそそります。

10年前の味を彷彿とさせながらも、さらに進化したような気がします。ラーメン好きなら一度は訪れてほしいお店です。

鶴岡市朝暘町5-8
https://kachou.jp/tsuruoka-ten

温もり中華そば 銀河


国道112号櫛引バイパス沿いにあります。
今回は、お店のイチオシという銀河ラーメンを注文。なんと、大きなチャーシューがドーンと3枚も!自家製麺は、シルク(何のシルクかは忘れちゃったけど!)が練り込まれていて、つるつるしこしこの食感がたまらない感じ。
化学調味料を使っていない優しい魚介醤油スープともぴったり合っていて、最後まで美味しくいただけました。

鶴岡市下山添字一里塚152
https://tabelog.com/yamagata/A0603/A060302/6008567/

鶴岡市 琴の(ラーメン)






鶴岡の人気ラーメン店ということで、駐車場はほぼ満車、約30分待ちと、その人気ぶりがうかがえました。
定番の中華そばを注文。鶏ガラと煮干しのあっさりスープが麺に絡み、つるつるの麺が喉越しよくスルスルと食べ進み、あっという間に完食してしまいました。
山形のラーメンは麺量が多いと感じることが多いのですが、同行の地元民も同感でした。コスパも良く大満足でしたが、営業時間が短いのが惜しい限りです。

鶴岡市羽黒町黒瀬字黒瀬202
https://tabelog.com/yamagata/A0603/A060302/6007988/

鶴岡市 ばそきや(やきそば)




庄内空港から湯浜温泉へ向かう途中で見つけた「ばそきや」さん!
お店の名前、逆から読むと「やきそば」ってところに惹かれて入店
開店と同時に行ったのに、すでに常連さんが数人駐車場で待っていました

メニューは焼きそば一択かと思いきや、チャーハンもあるみたい。
でもやっぱりみんな焼きそばを注文してましたね。
小が230gって、山形サイズ笑

ソースは後がけで、豚肉と目玉焼きが乗っててボリューミー!
小サイズでも大満足だったけど、友人は中サイズ頼んで後悔してました

味もボリュームも満点で最高!営業時間が短いのが残念だけど空港利用の前後で利用価値は大です

鶴岡市下川窪畑135-3
https://tabelog.com/yamagata/A0603/A060302/6008884/

赤湯ラーメン龍上海 鶴岡店








山形のソウルフード、赤湯ラーメンを鶴岡で食してきました!
真っ赤な味噌玉がスープに溶け込む瞬間は、まるで儀式のよう(?)
一口スープを啜ると、予想通りの辛さが口の中に広がり、額に汗がじんわり。
でも、この辛さがクセになる!

太麺によく絡む味噌スープは、濃厚なのに後味さっぱり。
特に、チャーシューとの相性は抜群で、肉の旨味が口の中に広がります。
麺を食べ終えた後も、残ったスープにサービスのご飯を入れて雑炊に。

最後まで美味しくいただきました。

鶴岡市日出2-3-51
https://ryushanhai.com/group/

麺工房無量庵




羽黒山の麓、田んぼの中にひっそりと佇む蕎麦屋さん
「でわかおり」を使った蕎麦は香り高く、喉越しも抜群
今回は、きのこ蕎麦をオーダー。

丼の中にはゴロゴロとしたキノコがたっぷり!
(写真からは想像できませんが)
蕎麦湯で締めくくり至福の時

隠れ家のような蕎麦屋、また訪れたいです

鶴岡市羽黒町川代川代山304-3
http://soba-muryouan.com/

寝覚屋半兵エ (ねざめやはんべえ)




庄内空港から鶴岡市内へ向く途中にあるお店。地元民おすすめのお店
初めて食べた麦切りが美味しすぎました
うどんのような見た目の麺を、冷たいつけ汁でいただく
ツルツル喉越しがたまらない!

蕎麦もメニューにあるけど、麦切りと半分ずつのメニューがないので
蕎麦も一緒に頼んで同僚とシェアしたけど、どちらも絶品でした

山形の食文化、奥深いです

https://tabelog.com/yamagata/A0603/A060302/6000078/
鶴岡市馬町字枇杷川原74

最後までお付き合いありがとうございました
それと、おかげさまで4万nice達成しました!
日頃より応援ありがとうございます!!


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posted by gardenwalker at 20:00| Comment(2) | 北海道・東北 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
土門拳記念館、素晴らしいですよね。
私が行った時は
一番見たかった「筑豊の子供たち」の展示でした。
Posted by 八犬伝 at 2025年01月09日 21:39
★ 八犬伝 さん
やはり行かれてましたか!
写真に向き合う姿勢が作品ににじみ出ていました
圧倒されました
Posted by gardenwalker at 2025年01月12日 22:37
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