2023年06月28日

日本初の復元木造城 東海の名城 掛川城 へ行って来た



少し前ですが、4月に静岡県の掛川城へ行ってきました

室町時代、駿河の守護大名今川氏が遠江進出を狙い
家臣の朝比奈氏に命じて築城させたのが掛川城のはじまりです
戦国時代には、山内一豊が城主として10年間在城しました

掛川城は静岡県掛川市にあります
JR東海道線の掛川駅から歩いて10分ほどの場所に建っています

掛川城は2006(平成18)年に日本城郭協会により日本100名城に選定されています
この天守は1994(平成6)年に日本初の本格的木造復元天守として再建されましたが
安政元(1854)年の安政東海大地震で倒壊してから140年の間は天守がない状態でした



とてもきれいな天守の壁ですが、この春に改修されたばかりの姿なのです



手前の階段の壁の白さと天守の壁の色が少し違って見えませんか

天守の壁は改修したばかりで塗ったばかりの漆喰の色は少しクリーム色がかっているいるらしいです



天守閣から掛川駅方向を臨んでします
この建物は太鼓櫓です、太鼓の音で時を知らせていたとのこと




こちらの建物は城郭御殿です
江戸時代後期の建物で現存する城郭御殿としては
京都二条城など全国に4つしかない貴重な建造物です



天守閣の入場券で御殿の中も見学ができます



掛川城御殿は儀式・公式対面などの藩の公的式典の場であり
藩主の公邸、そして藩内の政務をつかさどる役所という
3つの機能を合わせ持った施設なんですね



電気のない時代ですから灯りがなくてもとても明るい設計になっていました
昭和47年から50年の間に改修されたそうですが江戸時代にタイムスリップしたようでした

私が掛川城を訪れるきっかけになったのは
司馬遼太郎の歴史小説「功名が辻」を読んだからです

竜馬がゆく8巻を読んだ後に功名が辻4巻を一気に2週間で読破しました
正室千代の内助の功の物語なのですが妄想を膨らませて見学しました

関ケ原の戦いで土佐に入封されるまでの10年間
山内一豊が掛川城の城主として在城していました



三の丸広場にはネモフィラの花壇がありました

★掛川城公式サイト
http://kakegawajo.com/





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ラベル:旅行 静岡 掛川城
posted by gardenwalker at 20:00| Comment(5) | 静岡・山梨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
掛川城ですか
見過ごす場所でした。
そうか、山内一豊ゆかりの城であれば
訪ねてみたいですね。
Posted by 八犬伝 at 2023年06月28日 20:29
以前にいあった天守を木造で再建したものだったんですね。
それはとてもいいことと思います。
江戸期にはなかった天守を勝手に作って街おこし、なんてありましたね。
あれはやめて欲しかったなあ。
Posted by ナツパパ at 2023年06月29日 14:33
御殿の中、広々ー!でやすね!
ごろごろ転がって遊びたいでやすー
Posted by ぼんぼちぼちぼち at 2023年06月30日 13:58
★ 八犬伝 さん
掛川って、通過しますよね(気が付かないかも)
でも駅からも近くていい所でした。涼しくなったら是非!

★ ナツパパ さん
再現しているのがいいと思います
バリアフリーとか言われてない時代だからか
エレベータもなく、本当に再現城でした
Posted by gardenwalker at 2023年07月14日 18:49
★ ぼんぼちぼちぼち さん
こんな広い御殿でゴロゴロできたら気持ちいでしょうね
泊ってみたい気もしました^^
Posted by gardenwalker at 2023年07月14日 18:50
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